独自の音楽性と圧倒的なパフォーマンスでコアなファンを魅了し続けるAwich。全国各地のフェスでも引っ張りだこで、出演するたびに会場を熱狂の渦に巻き込んでいます。
本記事では、そんなAwichがフェスで披露する定番曲・人気曲を厳選して紹介。ライブ参戦前に予習しておけば、フェスやワンマンライブをより一層楽しめること間違いなしです。ぜひ最後までチェックしてみてください。
Awichについて？
Awichの経歴
Awich（アウィッチ）は沖縄出身のラッパー・シンガー。2010年代から音楽活動を開始し、ラップと歌唱を融合したスタイルで注目を集める。英語と日本語を自在に操るリリックが特徴で、アルバム『Queendom』などをリリース。国内外で高い評価を受ける女性アーティストです。
Awichの特徴・音楽性
Awichの音楽性は、故郷である沖縄の伝統音楽の要素を取り入れつつ、ジャズ、ブルース、ロックなど多様なジャンルのサウンドを融合させたパワフルなラップと歌声が特徴です。その楽曲は、一貫して「自分自身のルーツを極める」という戦略に基づいており、彼女自身の生き様やリアルな社会問題を映し出す「声」としてのメッセージ性の高さが評価されています。
Awich フェス定番曲7選
LONGINESS REMIX
「LONGINESS REMIX」は、2022年にリリースされたアルバム『LONGINESS REMIX』に収録された、Awichを代表する名曲のひとつです。元々はSugLawd Familiarの楽曲「LONGINESS」を、同郷・沖縄出身のAwich、CHICO CARLITO、SugLawd Familiarがコラボレーションしてリミックスしたもの。沖縄らしい独特の空気感をまとい、リズミカルで癖になるサウンドと、それぞれのラッパーの個性が絡み合う、まさに沖縄ヒップホップを象徴する1曲です。
GILA GILA
「GILA GILA」は、2021年にデジタルリリースされた楽曲で、AwichがJP THE WAVYとYZERRを客演に迎えて制作された豪華コラボ曲です。ダークで重厚なトラックに、圧倒的な存在感を放つリリックが融合し、ストリート感とスタイリッシュさを併せ持った仕上がりに。Awichのカリスマ性とJP THE WAVY、YZERRそれぞれの個性がぶつかり合い、唯一無二の世界観を生み出しています。ライブでも大いに盛り上がる代表的な楽曲のひとつです。
Bad Bitch 美学
「Bad Bitch 美学」は、2023年にデジタルリリースされた楽曲で、Awichと共にNENE、LANA、MaRIが参加したガールズ・アンセム的ナンバーです。強さと色気を兼ね備えたリリックと力強いビートが融合し、女性の自立や美学を堂々と表現しています。さらにRemixバージョンでは、AIに加えてラッパーデビューとなったゆりやんレトリィバァも参加し、大きな話題を呼びました。豪華な布陣とインパクト抜群の世界観で、Awichのキャリアの中でも特に印象的なコラボ曲のひとつとなっています。
洗脳
「洗脳」は、2020年にリリースされたアルバム『孔雀』に収録された楽曲で、DOGMA & 鎮座DOPENESSを客演に迎えています。
裏社会を想起させるダークなリリックと、どこかレトロでサイケデリックなサウンドが融合し、独特の世界観を描き出しています。Awichのクールなフロウに、DOGMAの鋭い言葉と鎮座DOPENESSのユーモラスかつ中毒性のあるラップが絡み合い、唯一無二の空気感を放つ一曲となっています。
Queendom
「Queendom」は、2022年にリリースされたアルバム『Queendom』に収録された楽曲です。
Awich自身のポエトリーリーディングを織り交ぜながら、時にセクシーに、時にバイオレントに、さらには強烈な上昇志向を隠すことなく叩きつけるように表現しています。サウンドとリリックが絶妙に絡み合い、力強さと美しさを兼ね備えた世界観を作り上げており、まさにアルバムを象徴する一曲といえるでしょう。
Remember
「Remember」は、2017年にデジタルリリースされた楽曲で、YOUNG JUJU（現：KEIJU）を客演に迎えた一曲です。
独特のビートにより漂うジャングル感と、Awichのしなやかなフロウ、JUJUのクールなラップが絡み合い、幻想的でありながら芯のあるサウンドに仕上がっています。クラブ映えするグルーヴ感と中毒性を持つ、Awich初期の代表的なコラボ楽曲のひとつといえるでしょう。
Butcher Shop
「Butcher Shop」は、2025年にリリースされたシングル『Butcher Shop feat. FERG』に収録された楽曲で、A$AP Mobのメンバーとしても知られるFERGを客演に迎えた一曲です。
重厚なビートと攻撃的なリリックが絡み合い、ストリート感あふれる世界観を展開。Awichの鋭いフロウとFERGの存在感あるラップが絶妙に掛け合わされ、国境を越えたヒップホップの融合を感じさせるナンバーとなっています。ライブでも一気に会場を熱狂させるキラーチューンです。
